血液型について解説

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あなたの血液型はなんですか?

1971年、能見正比古氏の「血液型でわかる相性」という本が、職業と血液型の関連性を説いて30万部を超えるベストセラーとなりました。

血液型性格判断では、

A型は几帳面、清潔好きで慎重但し心配性の傾向がある。
B型は直感的で、マイペース、物事をくよくよ考えないが慎重さにかける。
O型は意志が強く、率直でストレートで集団を好み社交的である。
AB型は個性的だが、短気で二重人格といった面があるとなっております。

ある警察機関では、血液型によって違反や事故の傾向に違いがあるというデータを発表しました。しかし、ある大学の教授によりますと、血液型の正体とは赤血球の糖の並びかたの違いであり、糖の種類と人間の性格は全く関係がなく、いまだ血液型と人間の性格の関係は解明されていないそうです。

人間の性格は脳内物質とそれを関知する前頭葉、大脳辺縁形によって決まり、脳内物質の量を変えると性格に変化が現れます。そして、神経回路を通る信号は脳内物質の量によって伝わりかたが異なってきます。信号の違いを前頭葉や大脳辺縁形が関知して感情や性格が生まれるのであります。
血液型性格判断は日本独自のものであり、性格判断で当たっている部分を偶然見つけるとそれを信じて疑わず、またちいさなグループに所属することで、安心感を得る日本人の特殊な国民性がでているのだそうです。

血液型によって病気のかかりやすさに明らかな違いが見られるそうです。血液型は免疫システムにおいて大きな役割をはたしており、血液の違い=病原体との違いを作り出し、種を守っているのであります。そのため、病原体に強い血液型と弱い血液型が生まれてきました。
血液型の性格的な特徴は、人類が歴史の中で、病気との闘いを繰り返すうちに生まれたのではないかと考えられております。

1900年、カール・ランドシュタイナー博士がABO式血液型を発見しました。そして、1954年、ジャン・ドーセ博士が人白血球抗原型(HLA型500種類以上)を確認したことで、輸血による事故は大幅に改善されました。HLAの種類によって病原体の識別能力に差があるので、解明までは病原菌に対しての免疫能力を高める必要があります。

新たなる病気の治療法で使用するペプチドワクチン(HLAの識別能力を調整する物質)は現在実験段階中であるそうです。

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