東洋医学について解説

  1. Home>
  2. 東洋医学のお話>
  3. 東洋医学の基本的なお話

東洋医学とは?

東洋医学は通常、漢方薬による薬物療法と、はり、お灸、按摩、導引(現在の気功)などの物理療法との、2つの治療方法から成り立っております。

東洋医学と西洋医学の違いは西洋医学は病気を対象にするのに対し、東洋医学は病人を対象として治療いたします。
また、東洋医学では人間がいかに自然界にとけこんで生活するかを追及する医学に対し、西洋医学は自然を征服しようとする医学なのです。

さらに、西洋医学は病気の原因になるものをなくそうとするのに対して、東洋医学はからだを活性化して、自然治癒力、抵抗力、生命力といった人間の回復力をつけることを重視しています。

東洋医学的な考え方をいたしますと、人間は全宇宙の中の構成要素の一つにすぎず、人間が生きていくことは自然に順応することなのです。
東洋医学では、「養生(ようじょう)」という考え方があります。
養生とは自然に逆らわないで、どのようにしたら健康を保つことができるかを、考えながら生活することです。

養生では、食べ物の取り方、呼吸法、心の持ち方、姿勢などが大事なこととされています。
私たちの先祖は、健康を維持し、病気を防ぎ、そして治療の根本は「食べ物」にあることを、経験的に知って実行していました。
また、呼吸法や集中力(心の持ち方)によって、自然のエネルギーを体内に蓄積することが、人間のからだの内部に病気に対する抵抗力や自然治癒力を作りだす原動力になっていると考えてきました。

東洋医学は、長い人間の歴史を通して 人が自然のなかから学んだこの世のものを二つの要素に分ける考え方「陰陽論」や、五つの要素に分ける考え方「五行学説」によって人間の働きを理解し、身体の持つさまざまな働きを臓腑に割り当てる「臓象学説」などの理論が、長年の種々の経験や体験を細かい観察を重ねて、育み体型づけられてきた医学です。

HOME | 体や健康のお話 | 東洋医学のお話 | お問い合わせ | サイトマップ