ココアの効能解説

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ココアへの誘惑

あなたは 甘い誘惑の飲み物、ココアを、よく飲まれますか?多分、子供のころはよく飲んだけど、大人になりますとコーヒー・紅茶・緑茶・炭酸飲料・アルコール・ドリンク剤・スポーツ飲料、などのほうが主流になっている方も多いのではありませんか?でも、ココアは決して子供の飲み物ではありません。ココアには、生活習慣病や老化の防止に効果が期待される成分が多数、含まれていることが最近解ってきました。 どうぞ、あなたも、朝食やおやつ、またちょっとおなかが空いたな~と思った時に1杯のココアを飲みましょう! 出来れば、何にも考えないでホットした、リラックスタイムに飲まれると、一番効果が現れます。

ココアは健康のお友達!

少し前に「ココアでダイエット」や「ココアで健康!」というココアブームがあったことは、まだ記憶に新しいのではないでしょうか。実際、その時にココアを飲んだ方も多数おられるでしょう。さて、本当にココアには健康になれる効果があるのでしょうか。

ポリフェノールには抗酸化作用が!

「ポリフェノール」と言われますと「赤ワインに含まれている成分のこと?」と思われる方もおられるでしょうが、まさにその通りです。ココアには、「カカオ・ポリフェノール」という成分が含まれております。最近、このポリフェノールは「抗酸化物質」としてかなり注目を浴びております。
人が病気をしたり、老化するなどの体の不調の原因は「体がサビる」ことにあります。「体がサビる?」って聞き慣れない言葉ではありますが、あの鉄などの表面が赤茶色に変色し、ボロボロになるのと同様に、人の体でもこの「サビ化」、つまり「体の中で酸化」が起きているのであります。その原因となっているのが「活性酸素」です。困ったことに、その活性酸素がさまざまな病気の原因となってしまっているのです。
活性酸素はどんな影響を体に与えると言いますと、まずは、動脈硬化が起こります。これまで動脈硬化を起こす犯人はコレステロールだと言われていたが、悪玉コレステロール(LDL)そのものが犯人なのではなく、酸化されたLDLが原因だと分かってきました。そして、がんの発生をうながします。活性酸素が細胞に組み込まれたDNAを攻撃し狂わせてしまった結果、異種細胞が発生して増殖し、がんになるのです。それから、糖尿病の原因にもなります。活性酸素に攻撃されてインスリンの産出が減ったり、ブドウ糖が使われなくなってしまった結果、血中のブドウ糖が増えて糖尿病になるのです。さらに、老化を早めます。運動機能や内臓の機能の低下、物忘れ、眼の白内障、皮膚のシワ・シミなど、病気とまではいかない衰えの原因も活性酸素にあるのです。
これらの活性酸素の攻撃から身を守るためにはたらくのが「抗酸化物質」と呼ばれるものです。スカベンジャーとも呼ばれておりますが、これは体内でつくられるものと食べ物などから取り入れるものがあります。食べ物に含まれるもののひとつが「ポリフェノール類」というワケなのです。
ちなみに、ココアの原料となるカカオ豆(南米産)100g中に含まれるポリフェノールは3.98gですので、ココアには抗酸化作用が十分あります。

ココアには食物繊維が豊富です

ココアに含まれる食物繊維は、リグニンという種類です。大豆や小麦粉、とうもろこしなどと並ぶほど優れた繊維で、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすはたらきがあります。食物繊維は大腸がんの予防や便秘解消に効果あります。

ココアにはミネラルが豊富です

ココアには、ミネラルが豊富です。特に鉄分が多く、貧血気味の人や生理のある女性が飲むと鉄分が補給されます。また、体内の余分な塩分を排出する作用のあるカリウムもたくさん含まれているのです。この効果によって、むくみの軽減、冷え性の改善やお肌の滑らかさもウナがされます。

また、牛乳と一緒に飲むことにより、骨のカルシュウム接種含有量が、たかまります。カルシュウム単独では、吸収力が弱いが、ミネラルと一緒に取ることによって、その効果が、最高に促進されます。さらに、コラーゲンなどを、一緒に接種できると良いでしょう。ですから、ココアはカルシュウム接種には、最高の飲み物なのです。

<ピュアココア100g中にふくまれる成分表>

 ●エネルギー 277kcal
 ●ナトリウム 16mg
 ●カリウム 2800mg
 ●ビタミンB1 0.16mg
 ●鉄 14mg
 ●ビタミンB2 0.22mg
 ●カルシウム 140mg
 ●食物繊維総量 23.9g

胃炎の原因は「ストレス」だけではありません

少し前までの医学書には、慢性胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの一因はストレスにもあると書かれておりました。つまり、はっきりとした原因がわからない場合、ストレスを解消することが治療法とも思われていたほどです。ところが、「ヘリコバクター・ピロリ(以下、ピロリ菌)」の発見により、その見解は大きく変わってきました!

これまで、強酸の胃の中に生息できる細菌はいない、と思われておりましたが、実は住むことができる細菌があることが最近発見されてきました。それが、「ピロリ菌」なのであります。このピロリ菌は胃炎や胃潰瘍・十二指腸潰瘍と密接な関係があり、特に日本人は40代以上の7割、30代の4割以上が感染しているとも言われております。

<ピロリ菌って何でしょうか?>

胃の中はものすごい強酸性であります。そんな中でも生息できるように、ピロリ菌はまわりをアルカリ性にして、酸を中和して生き続けている細菌なのであります。もちろん、他のほとんどの細菌は胃酸によって死滅してしまいますが、このピロリ菌が出す毒素によって、胃の粘膜が刺激され、炎症を起こして潰瘍をつくると言われているのです。

<あなたの胃炎の症状はどのような感じですか>

ストレスやお酒の飲み過ぎ、刺激物の食べ過ぎなどで胃が痛いのは、急性胃炎です。これは、数日で治ります。でも、慢性胃炎はとくにそういった原因がなくても、長年に渡って症状が進行し、持病のようになってしまうものです。その場合は、ピロリ菌が原因になっていることが多いことが証明されてきました。ピロリ菌が慢性胃炎を起こすと粘膜が弱くなり胃潰瘍や十二指腸潰瘍を起こしやすくなります。これがさらに進行すると、胃がんに変質する可能性が高いので、気お付けておきませんと、大変なことになります。

<最近の治療法は?>

これまで、慢性胃炎の治療は制酸剤や消化剤などを使った対症療法が主でした。しかし、ピロリ菌が発見されてからは、そのピロリ菌を除去する治療が行われるようになってきました。まず、ピロリ菌が胃にいるのかどうかを調べ、陽性反応ならばピロリ菌に殺菌作用のある抗生物質を飲むことで慢性胃炎の原因を絶つ方法が主流になっています。

<ココアにはピロリ菌を殺菌する効果が!>

胃炎の原因であるピロリ菌。これを殺菌する効果がココアにはあることが少しづつ証明されてきております。それは、ココアに含まれる「カカオFFA(Free Fatty Acid)」という成分で、カカオバターに含まれている遊離脂肪酸であります。これは、カカオ豆を発酵したり、ココアの製造過程でつくられるものです。とくに、ピロリ菌の殺菌効果があると認められたのは、「カカオFFA」の中でもオレイン酸とリノール酸です。

<カカオFFAのピロリ菌殺菌メカニズム>

ココアを飲むと、ココアに含まれる「カカオFFA」が、胃の中のピロリ菌に直接接触いたします。そして、「カカオFFA」はピロリ菌の細胞膜に侵入し、ダメージを与えます。ダメージを受けたピロリ菌は、形を変えて徐々に死んでいきます。死んでしまったピロリ菌は、塊になって腸のぜん動運動によって胃から排出されていくのです。

ココアには動脈硬化予防作用があります

ココアには、食物繊維が約34%含まれております。食物繊維には吸着力があり、小腸で胆汁酸をくっつけて体外に排出してくれます。胆汁酸が減ると、肝臓は不足した分のコレステロールを血液中から集めます。それを胆のうに送り胆汁酸をつくるのです。その結果、血液中のコレステロールが減少します。ココアには、リグニンとよばれる食物繊維が約34%も含まれています。他の食品と比べてかなり高い含有量です。また、ココアの場合、お茶やコーヒーのように煮立てて飲むのではなく溶かして全部飲むので、食物繊維を丸ごと摂取出来ます。従って、たくさんの食物繊維を摂取することが出来、血液中のコレステロールを減少させるので、動脈硬化を予防するといわれています。

ココアには歯や心臓をまもる作用があります

さらに、ココア内のタンニンの一種のはたらきにより、虫歯菌の酵素のはたらきを抑え、歯垢ができにくくなります。 歯のエナメル質も守るといわれています。そのため、歯槽膿漏の防止にも成ります。
そして心不全の予防にも成ります。虫歯菌が血液に溶け始めますと、血液を介して心臓に送られ、心不全の原因に成ることが最近、解ってきました。

ココアは精神をリラックスさせ集中力を高めます

また、ココアにはテオブロミンという成分も含まれています。テオブロミンは精神のリラックスや集中力を促進させる作用を身体にもたらします。更にテオブロミンは、「健脳効果」も発揮するという報告もあります。 ある大学基幹の調査では、女子大生200人を被験者として、チョコレートを食べた場合と食べない場合の英単語の記憶実験をしたところ、チョコレートを食べたグループの方が解答率が高いという結果が出ています。また、ココアの香りは、私たちをここちよい気分にさせてくれます。 しかし、それだけでなく、最近の研究でココアの香りには、人の集中力を向上させる効果があることが分ってきました。物事に集中しているとき、人の脳にはアルファ波という脳波が出現します。これを測定して実験したところ、ココアの香りをかいだ後には、集中度の高い行為(たとえば暗算)をしているときとほぼ同じ状態のアルファ波が確認されました。

ココアのテオブロミンで冷え性対策やダイエット

ココアに含まれます成分、テオブロミンは、体を温める作用が有ります。これは、末梢血管を拡張しその結果、血液の流れをよくするのです。
また、特に、朝食の一杯は、エネルギー代謝を促進し、カロリーの消費が高められ、食物繊維の整腸作用や、栄養バランスの調整作用などの相互作用で、健康的なダイエットにも、効果があります。

手軽にココアを接種するには?

ココアの飲み方で一番メジャーなのは、水か牛乳をココアに加える「アイスココア」か「ホットココア」。手軽でいつでも飲めるのがいい。また、少し面白い使用法としては、冷凍ココアペーストなどもあります。(1カップの純ココアと砂糖をよく混ぜ、暖かい2分の1カップ強の牛乳で少しずつ伸ばしてゆき、 あとは、冷凍庫で固めると、20杯のペーストが出来ます。)
ここでは、それよりちょっと手を加えた飲み方をご紹介。(※飲み物の分量はすべて1人分です)

●ちょっと本格的ホットココア

いつものホットココアの牛乳をちょっと減らし、代わりに生クリームを加え、沸騰直前にバターを少々溶かす。これで、コクのあるホットココアに大変身!

●きな粉ココア

ココア、きな粉、砂糖を同量ずつ(スプーン1杯ずつが目安)混ぜ、牛乳か水を200cc注ぐ。きな粉は食物繊維が豊富で健康にいいので、オススメ。

●ハチミツココア

ココアにお好みの量のハチミツを加え、お湯を200ccほど注ぐ。甘いものがお好きな方にぜひ。満腹感が得られるので、お夜食などにどうぞ。

●マシュマロインココア

いつものホットココアにマシュマロを5個くらい浮かべる。マシュマロがだんだん溶けていくのを見ながら飲むのも楽しい。
カンタン!和・洋菓子メニュー
飲み物以外のココアと言えば、お菓子。「甘いから太っちゃいそう!」「お菓子なんてめんどくさい」って思うかもしれませんが、カンタンにできますのでトライしてみましょう!

●●ココアゼリー●●
(4個分)
棒寒天 1/2本、
水1カップ、
牛乳 1と1/2カップ、
ココア大さじ1、
砂糖50g、
お好みでフルーツ

棒寒天を水にしばらくつけておく。この寒天を火にかけて溶かし、溶けたら牛乳とココア、砂糖を入れて煮立たせ、水でぬらしたゼリー型に流し入れて固める。お好みでフルーツなどを飾る。

●●ココア蒸しパン●●
(10個分)
ホットケーキミックス 200g、
ココア大さじ2、
卵1個、
牛乳300cc、
ハチミツ
大さじ1
ボールに卵をときほぐし、牛乳、ハチミツを加える。ここにホットケーキミックスとココアを入れて混ぜる。型(アルミのカップなど)に8分目まで入れ、弱火で15分ほど蒸す。

●●ココアクッキー●●
(15個分)
小麦粉 90g、
ココア 大さじ2、
バター 50g、
砂糖 50g、
卵黄 1個分

小麦粉にココアを混ぜてふるっておく。泡立て器でバターと砂糖をあわせてクリーム状になるまで練る。練った中に卵黄を入れ、さらに小麦粉とココアを入れてさっくり混ぜる。棒状にまとめてラップでつつみ、冷蔵庫で30分ねかす。7mmの厚さの輪切りにして、170度のオーブンで15分ほど焼く。

ココアは接種しても太りません

あなたは、ココアは、チョコレートと同じ品種ですから、太るんではないのではと思っておりませんか?実は、ココアはそれほど高カロリーな食べ物ではないのです。それに嬉しいことに、ココアに含まれる脂肪(飽和脂肪酸)は、体内に吸収されにくいという特徴があるのです。一説によると、カカオマスの中に脂肪消化酵素であるリパーゼのはたらきを抑える物質が含まれていると考えられております。かといって、いくら飲んでも太らない、ということではありませんが、1日1~3杯程度なら問題はありません。

あなたも、ココアを飲んで、健康で、さわやかな素敵な日々を過ごしましょう。

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